Thursday, December 7, 2017

インド-10

インドのランブレッタは、
一応イタリア物と全く同じ治具やら鋳型やらを
使っているようなのですが、

作り手のパイプの曲げ方、溶接の仕方、治具へのセットの仕方、
不良品と良品の判断等、色々欠けているようで、
とんでもない化け物製品が生まれてしまうのです。

そう言った理由から、インド製のランブレッタは、
ランブレッタと名乗るには程遠いんではなかなと
個人的には思うのです。

ただ、もしかしたら、僕が買ったインドが
オカシイだけなのかもしれません。

何にせよ、覚悟して買ったので、
何も後悔はしていません。

今のところ、売るつもりもありません。

今のところ。

 ストラットを外して交換しようと切り離していた所、
溶接ビードが割れていました。これは気が付きませんでした。
恐ろしいっすね。

よくある症状っぽいんですが、
このストラットの形状とセンタースタンドの取り付け方を見ると、
センタースタンドをかけた状態でエンジンをかける、
バイクに座るなんてしちゃダメだなってのが伝わってきます。


センタースタンド用の穴。クラックだらけ。


かっとばした。
さようなら。

で、ここからずーーーーと
ストラットの正しい位置を探し求める旅が始まったのでした。

切り離したストラットは、曲がった状態で変な位置に付いていて、
左右の高さも全然違い、フロアボードやレッグシールドが
まったく綺麗にストレートに付かない状態だったので、
位置出しの参考になりません。

これは、乗っていて曲がったりおかしくなったりしたんじゃないんです。

最初っから曲がった状態で、
しかもわざとストラットを曲げた状態で溶接されていたんです。

 結果、簡易的な治具を作り、
こういう状態になってしまい、
バイクが全く動かせなくなってしまいました。

すぐ終わると軽く思っていたんですが、そうは問屋が卸しませんでした。


 困った僕は、ネットで当時のイタリア物の図面を探し出し、
にらめっこしました。

インドの工場で、どういう状態で各パーツが治具にセットされ、
どういう精度の部品がどういう寸法で溶接されたのかをさかのぼって読むのです。

そうして、各部品の位置がくるった状態で溶接されていた事が判明したのです。
これらをできるだけ矯正しようかなと思っています。

ただ、全部図面通りにするには、
全部バラバラにして全て溶接しなおさなければいけないレベルなので、
ある程度の妥協は必要だなと思っています。

しかし、全て位置が狂っている組み合わせのフレームから
基準点を探し出し、それを基準に正しいストラットの位置を
探し出すのは非常に難しかったです。

ところで、ストラットは何種類かリプロが手に入るんですが、
やはりランブレッタって世界は、ヨーロッパ中心の文化だなぁと
実感せざるをえませんでした。

部品は基本ヨーロッパで買いますが、
買っても買っても不良品を送って来られるので、
使い物にならず、その都度また他で買っての繰り返しで、
極東には良い部品が全然やってきません。

その一例を紹介します。

 ↑
①UK製の物を買ってもインドが届きます。
売っている写真と全然違います。



 ↑
②UK製のリアストラットを買ったら
不良品が届きました。



③前やったインドと同じ、
強化されたインドストラットを購入した所、


上の白いペイントされたインドが届きました。
全然まったく1mmも強化されていません。



ついでに黄色い丸部分のスプリングを引っかける部品が
ついていません。

左がUK製、右がインドのフロントストラット


このUKいいねぇ

このインドはダメだわ。

くたびれたストラット。
 盗難防止装置のステーが溶接されていました。
コレはすごい良いアイデアだなぁと思います。
ナイスインド。

ともあれ、 色々と総合的にムカついたので、
売るにも売れない、返品するにもできないUK製の不良品リアストラットを加工して
フロントストラット用の治具に使ってやりました。

あなたんとこの製品は、スクーターの部品の一部として
今後活躍しないんです。加工して治具で使われて、
その後は二度と使われずにゴミになるのです。

リアストラットは別のUK製のメーカーです。

 これで位置はだいたい出た感じです。
フロントストラットをもう少し位置調整して
あとは溶接するのみ。

 そんな事をしていたらもう今年も終わりそうになってしまい更に切ないです。

待ってもらっている方々ほんとすみません。

 今年中にはフレームを動かせるようにがんばります。



Saturday, November 18, 2017

インド-9

 インドは本当に道が悪いらしく、
地面に面している部品はだいたいガリガリかベコベコか
泥だらけか腐っているか曲がっている。

ファンカウルの底の面もガリガリベコベコだったので
プラニシングハンマーでならして、

 最後にはハンマーで整形した。

 ついでにツールボックスも。


 オリジナルペイントものは大事にしようかなと。

 レッグシールドも過去に激しく直したであろう個所を
更にトントントントンヒノノニトンをしてみたり、

サイドカバーもポクチンポクチン叩いて直しました。

これが不思議で、ペイントの上からいっくら叩いても、
ペイントが割れもせず剥がれもせず。
めっきなんじゃないかと思ったほどです。

ホーンキャスティングのM4の折れたねじを
取ろうかと思って、エキストラクターを使いましたが、
M4だけあって、やっぱり折れた。

当然折れたエキストラクターの先端はM4のボルトの中。
 いっそのことヘリサートかなぁなんて思っていたのですが、


取り外してやりました。
雌ねじは無傷。

で、程度が良いねぇなんて思ってたフレームですが、
クロスメンバー(ストラット)が全滅でした。
最悪・・・・。 

ちなみにセンタースタンドのクロスメンバーは
 インド初期型はまだイタリア物と同じ形状のクロスメンバーでしたね。
インド後期は強化されています。

インド-8



さて、インドを輸入した時、
港の倉庫で作業員さんたちが鉄の箱を軽トラに積んでくれました。
当然フォークリフトで積むので、木製パレットと一緒に積まれました。
一応自分で作ったパレット風の板も敷いて行ったのですが、
このパレットのお蔭で高さが出て、リアゲートがほぼ完全に閉めることができたので
なんとなくありがたい存在でした。

面倒だったので、しばらく軽トラに積みっぱなしにしておいたのですが、 
そろそろ軽トラの車検時期が迫ってきたので、処分することにしました、が・・・

実はこの木製パレット、かなり処分するのが大変だったんです。

粗大ゴミでは業務用という事で持って行ってくれません。
解体して500mmx500mmにして1回5kgまでなら大丈夫だそうですが、
解体して切って、処分するのに1回5kgまでじゃ結構時間かかりそうでした。

市で紹介してもらった廃棄業者だと最低でも4000円~という事で
さすがにちょっと無理かなぁと頭を悩ませつつ、
やはり解体して切って、コツコツ家庭ごみで出すしかないなと。

解体しました。
後ろの2X4が張り付けられた板は、解体して
再利用です。
 
パレットも痛んでなければ家具やら何かに再利用したかもですね。

そんななか、解体模様を見ていたコンニャククリエーターの方が、
和菓子屋さんに持っていくと木をもらってくれるとの情報をいただきまして。

持っていったらもらってくれました。すごい助かりました。
どうも、木を燃やした火でアンコを作っているそう。

砂糖っつーのは105度を超えると味が変化してしまうので、
105度ギリギリのラインでアンコを煮る事ができるのが木の火だそう。

ガスを使うと火力が強すぎて良い味にならない。
明治大正時代からずーっと同じ作り方をしているそうです。

昔は大工さんから木を調達していたそうですが、
今は合板で家を建てるので、木に混ぜ物が多くて使い物にならないそうで、
主に植木屋さんから木を調達しているみたいです。

昔は木の火力でご飯も作っていたのですごい美味しかったのに、
今はガスに変わってしまって残念だといっていましたね。

モヤさまにも出たあの伝説の和菓子屋です。

いまだに木を使っているなんで驚愕です。

そして帰りに作りたての今川焼きを買って帰りました。

地元では大判焼きと言っていました。
剣道を習いに行った変えりによく食べていました。
ぶっちゃけ小学校卒業以来食べていなかったので、
かなり新鮮な体験でした。

実は大判焼きはアンコが甘すぎて少し苦手だったのですが、
 ここの今川焼きは甘さがすごい控えめで美味しかったです。 
4個買って全部ペロリと食べてしまいました。

また買って帰ろうかと思います。
 
 (終)

Friday, October 27, 2017

インド-7

ヘッドセットを開けてみた。 


速攻閉めた。

見た事も無い虫がいた。

圧倒的に困った。




 気分転換にアボカドを植えた。



Wednesday, October 11, 2017

Indian Lambretta-6

ライトスイッチハウジングのブレーキレバーピボット付近が
割れてしまっていた。インド用だし買った方が早いかなとか思っていた所、
何か変だなぁと感じていた。


 この写真は、以前にやったインドのギアチェンジハウジングだけども、
両側のハウジングとも、ヘッドセット側が補強されて太くなっていて、
それに伴って、両側の左右のアルミ製ハウジングも太くなっている。
これがインド製の特徴だと思っていた。


 そう思っていたので、コレを見た時はなんか違和感。
細くね?インド用付く?

調べたところ、1980年からインドの路面事情に合わせて
ヘッドセット回りが強化されたようなのです。
 

わたくしめのは1979年なので、インドの中でも
初期型のインドという事になりそうです。

ハーレーで言うならアーリーショベルみたいな感じ?
アーリーインド。どがっこいい。
 
というわけで、1979年以前はイタリアンサイズなようで、
ハウジング類もイタリア用を使う事になる模様。多分。




Friday, October 6, 2017

Indian Lambretta-5

ヴィジェティを コツコツとばらしているんだけども、
ねじというねじが全て固着しているのでとても苦労する。

だいたいのボルトナットは腐っているので、簡単にねじ切れてくれるし、
最悪はボルトかナットの頭を削ってしまえば良いんだけども、
写真の黒丸部分のように、相手側に残ってしまう場合がどうしても厄介で。
しかもM4とかM5の細いねじばかり。


煮たり焼いたりして
もう結局溶接して回した。 

M5は取れたけどM4は取れず。困った!



リアのフェンダー周り。

土なんだか錆なんだかもうよくわかりません。
もう自然に帰りたがっているようです。

インドだけに神秘的な何かを感じざるをえません。

何かが何なのかは僕には何が何だかかさっぱり分かりませんけどもね。


 リアフェンダーなんかはすごい工夫されていて
あまりにも感慨深いです。


ファンキーすぎて困っちゃう。


そして溶材屋さんのアライさんに最後の溶接部品を提供してもらい、
ワイヤーのセッティングから何から何まで教えてもらって、
ついにパナソニック半自動溶接機の試運転大会をした。すごい助かった!
 

スパッタがスゴイ少なくてビビった。こりゃいいねぇ~!


はやく橋げたを作らなきゃという使命感で胸が一杯です。